労災と失業保険の違いについて知る

労災と失業保険

労災保険と雇用保険は、一緒にして労働保険と言われています。
実際にはそれぞれは別々の保険システムですが、保険料の納付などが一体であるため、そのような呼ばれ方をしているわけです。
労働保険は、パートタイマーであろうとアルバイトであろうと一人でも雇用をしていれば、事業の種類とか、会社の大きさなどに関係なく、 適用事業所ということで事業主は加入して、保険料を納付する仕組みとなっています(一部農林水産で適用外のケースはあります)。
そして、二つの内の一つである労災保険ですが、労働者が仕事中に災害などで負傷したり、疾病した場合、あるいは障害とか死亡した場合に一定の給付金が支払われるものとなっています。
忘れてはならないのは、通勤途中の場合でも対象になるということがあります。
バスに乗る際にうっかり足を踏み外して傷めたというよなケースもですし、労働者の不注意ということでも対象となります。
保険料率は事業の種類によって異なり、1000分の3~79と幅広いものとなっています。
ほぼ労働災害が起きる危険性が高い業種が保険料率が高いというような傾向となっています。
労働者の負担は全くなく、全て事業主の負担となっています。
労働者に支払った賃金に保険料率を乗じて算出しますが、概算で計算する分と確定した賃金で計算する分の両方を合算して、また概算分の精算をして納めるようになっています。

労災と失業保険のシステムを知る


もう一つの雇用保険は、労働者が失業したときや何らかの事情で雇用の継続ができなくなったときに一定の給付金が支払われるものです。
その他にも育児や介護などで休業しなければならないときなども一定の要件を満たせば給付があり、定年後の再雇用などで賃金が減った場合にも特別な給付があるものとなっています。
労災保険は全額事業主負担ですが、雇用保険は労働者負担もあり、一般の事業の場合は賃金の1000分3であり、同額を事業主が負担します。これも事業の種類によって保険料率は異なっています。
給付金は、様々なものが用意されているので、対象となる場合は、ひと通り給付内容を確認する必要がありますが、もっとも基本となる失業手当に関しては、失業していればイコール給付があるということでないことを承知しておく必要があります。
要件としては失業しているということと共に、働く意思があるということがあります。
今まで保険料を沢山納めてきたからと言っても、これから先に働く意思がなければ、対象外となります。
具体的には再就職のための活動をしていなければ、給付はないということなのです。

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